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拡張 スロット ファン 米Adobeはこのほど、AIを使って顔を別人にすり替えた「ディープフェイク」などを防ぐための機能を同社の画像編集ソフト「Photoshop」に搭載すると発表した。写真の撮影場所や編集履歴などを表示することで防止する仕組み。まず一部のユーザーにβ版として提供し、提供範囲を順次広げていくとしている。

photo新機能では編集履歴を表示する

 新機能「アトリビューション」は、写真データをPhotoshopで編集する際に、編集履歴などを表示する機能。ソフトを立ち上げ、機能をオンにすることで、撮影場所や編集者の他、どんな編集が行われたかなどの履歴を表示できる。誰がどんな編集を行ったか明らかにすることで、責任の所在を明確にできるという。同社のクリエイター向けSNS「Behance」でデータを公開すれば、編集履歴を誰でも閲覧できる。

 合成写真によるフェイクニュースが引き起こす誤解や偏見が差別を助長するとして、Adobeは2019年からフェイク画像の拡散を防ぐ取り組み「Content Authenticity Initiative」(CAI)を米TwitterやThe New York Timesらと合同で実施。「画像編集による誤解を防ぐ」という目標を掲げ、ツールを開発したとしている。

 オンラインイベント「Adobe MAX 2020」(10月20~22日)後に一部のユーザーから試験的に提供しており、2021年の前半をめどに同社の他のソフトにも順次搭載するという。

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